御座爪切不動尊は、別名『滝の不動』とも言われていたとのことです。
先日、「御座学(郷土史)教室」を受講した際に、先生から教えていただきました。その教室内の資料として、江戸時代の文献のコピーをお見せいただける機会があったのですが、その中に御座爪切不動尊に関する一文がありましたので、以下に抜粋させてもらいます。
濱嶋村より御座村へ渡里瀧の不動八弘法大師爪切の尊像尓亭霊験阿らたなり
先生にて、読みやすくして頂いたのが以下の一文です。
浜島村より御座村へ渡り瀧の不動は弘法大師爪切の尊像にて霊験あらたなり
江戸時代には、確実に『滝の不動』と言われていたみたいですね。(尚、この文献は伊勢志摩を旅した者が残した文献のようです。)
と、昔へタイムスリップした後、以下の写真が、現在の滝の不動の「滝」の写真です。
雨が数日間続いたので、滝の勢いがかなり激しくなっています。
この滝の落差は3m強でしょうか、マイナスイオンがかなり発生しているようです。
ちなみに、別の文献では、弘法大師が落ちる滝に身を浄められて、ご祈祷されましたともあるのですが、この滝のことかも知れません。
と、少し、話が前後しますが、「滝の不動」の言われがあったとされるものが、本堂前の鳥居に残されています。
「瀧不動明王」と記載されていますね。
というわけで、雨が続いた後には、ぜひ「滝の不動」まで足を運ばれてみてはいかがでしょうか。